古来日本には「地霊」という概念がありました。
その土地に根差し、民の畏怖や崇敬を受けて習俗に形を変えて人間と共存してきました。
かつて、柳田國男が日本各地を巡り、民俗学としてそれらを明らかにしたように、日本各地には多様な文化があります。
しかし、そこに人間が居なくなれば、自らを留めておくことができなくなってしまいます。
私もそうした主と地霊を失った場所を多く見てきました。
その場所に込められた人々の記憶や想いもまた、その土地のもつ大きな価値なのではないかと思います。
日々それを思いながら、お客様の想いやその場所に込められてきた記憶と向き合っております。
同じものが一つとしてない不動産の価値を最大化できるように、お客様と共に取り組んで参りたいと思います。
